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付帯部の名称の由来②|鼻隠し・雨樋・笠木・戸袋
2024.02.26
こんにちは☀
ガイソー横浜港南店です!
建物の付帯部につけられている名称は、それぞれの役割や形状などを示している場合が多いです。
つまり、付帯部の名称の由来を知れば、部位についての理解を深めやすくなるのです。
そこで今回は、前回に引き続き「付帯部の名称の由来」についてお話ししていきたいと思います!
①鼻隠し(はなかくし)
鼻隠しとは、「軒先に取り付けられた横向きの板」のことです。
「屋根内部への雨風の侵入を防止する」、「屋根の内部構造を保護する」といった役割を持っており、屋根の寿命に大きく影響する付帯部となります。
鼻隠しによく似た存在として「破風」が挙げられます。鼻隠しは雨樋の裏側に取り付けられているのに対し、破風は雨樋が設置されていない屋根の先端に取り付けられています。
名称と設置箇所は異なるものの、役割が非常によく似ていることから、鼻隠しと破風は混同されやすい付帯部となります。
雨樋が設置されている屋根に取り付けられているかどうかで見分けるようにしましょう。
鼻隠しという名称は、屋根の部材の1つである「垂木」が由来であるとされます。
垂木とは、「屋根の一番高い箇所である棟木から斜めに取り付けられた木材」のことで、垂木の先端のことを「垂木鼻」と呼ぶ場合があります。
つまり、鼻隠しは「垂木鼻を覆い隠して雨風から保護する」役割を持っているため、そのような名称が付けられたのです。
↓ 軒樋の下に見える板が鼻隠し
②雨樋(あまどい)
雨樋とは、「屋根の軒先に設置された筒状の部材」のことです。上記の写真のように、鼻隠しの上に設置されています。
雨樋が屋根に降った雨水を適切に排水することで、「外壁の雨だれ汚れの発生を未然に防ぐ」、「基礎・土台内部の雨漏りや腐食を防止する」といった効果が期待できます。
雨樋という名称は、そのまま「屋根に降った雨水を排水するために設置された装置(樋)」が由来となります。
また、雨樋は「軒樋」、「集水器」、「竪樋(縦樋)」といった3つの部材で構成されていますが、軒先に設置されているので軒樋、雨水を集めるので集水器、縦方向に設置されているので竪樋(縦樋)、といったように、それぞれの設置箇所や役割などから名付けられています。
③笠木(かさぎ)
笠木とは、「塀や手すり、腰掛け、パラペット(屋上やバルコニーなどの端に設置された立ち上がり壁)に取り付けられた仕上げ材」のことを指しています。一般住宅では、ベランダやバルコニーの手すり部分に設置されている場合が多いです。
「外壁内部への雨水の侵入を防止する」、「建物の意匠性を高める」といった役割を持っています。
笠木という言葉は、もともと「鳥居や門などの一番上にある木」を意味していました。
そこから「建築物の頂部に取り付けられており、建物内部を雨風から保護する」役割を持った部位のことを笠木と呼称するようになったとされています。
④戸袋(とぶくろ)
戸袋とは、「縁側や窓の敷居の端に設けられた箱状のスペース」のことを指しています。
主に「雨戸を収納する」役割を持っており、戸袋に収納することで雨風や紫外線による雨戸の劣化を抑制できます。
戸袋という名称の由来ははっきりと分かっているわけではありません。
名称から推測するなら「戸の収納袋」が由来となるでしょうか。この推測に乗っかるのであれば、戸袋という名称はその役割から名付けられたものであると言えます。
以上、付帯部の名称の由来についてお話しさせていただきました。
前述の通り、付帯部の設置箇所や役割などから名付けられている場合が多いです。そのため、由来を知ることで付帯部についての理解を深められるようになります。
今回のブログが皆様のお役に立てば幸いです(*^^*)
ガイソー横浜港南店では、見積り診断を無料で行っています!
ぜひお気軽にお問い合わせください。(*^^*)
リフォーム工事でお悩みでしたら、
ぜひ一度、ガイソー横浜港南店へご相談ください!
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ガイソー横浜港南店
〒233-0012
神奈川県横浜市港南区上永谷6-1-1
サルビアビル1F
TEL:0120-916ー508 /045-370-9791
FAX:045-370-9792
E-mail:info@kensyou.biz
◆定休日 毎水曜日、第1・第3日曜日
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建物の付帯部につけられている名称は、それぞれの役割や形状などを示している場合が多いです。
つまり、付帯部の名称の由来を知れば、部位についての理解を深めやすくなるのです。
そこで今回は、前回に引き続き「付帯部の名称の由来」についてお話ししていきたいと思います!
〇付帯部の名称の由来
①鼻隠し(はなかくし)
鼻隠しとは、「軒先に取り付けられた横向きの板」のことです。
「屋根内部への雨風の侵入を防止する」、「屋根の内部構造を保護する」といった役割を持っており、屋根の寿命に大きく影響する付帯部となります。
鼻隠しによく似た存在として「破風」が挙げられます。鼻隠しは雨樋の裏側に取り付けられているのに対し、破風は雨樋が設置されていない屋根の先端に取り付けられています。
名称と設置箇所は異なるものの、役割が非常によく似ていることから、鼻隠しと破風は混同されやすい付帯部となります。
雨樋が設置されている屋根に取り付けられているかどうかで見分けるようにしましょう。
鼻隠しという名称は、屋根の部材の1つである「垂木」が由来であるとされます。
垂木とは、「屋根の一番高い箇所である棟木から斜めに取り付けられた木材」のことで、垂木の先端のことを「垂木鼻」と呼ぶ場合があります。
つまり、鼻隠しは「垂木鼻を覆い隠して雨風から保護する」役割を持っているため、そのような名称が付けられたのです。
↓ 軒樋の下に見える板が鼻隠し
②雨樋(あまどい)
雨樋とは、「屋根の軒先に設置された筒状の部材」のことです。上記の写真のように、鼻隠しの上に設置されています。
雨樋が屋根に降った雨水を適切に排水することで、「外壁の雨だれ汚れの発生を未然に防ぐ」、「基礎・土台内部の雨漏りや腐食を防止する」といった効果が期待できます。
雨樋という名称は、そのまま「屋根に降った雨水を排水するために設置された装置(樋)」が由来となります。
また、雨樋は「軒樋」、「集水器」、「竪樋(縦樋)」といった3つの部材で構成されていますが、軒先に設置されているので軒樋、雨水を集めるので集水器、縦方向に設置されているので竪樋(縦樋)、といったように、それぞれの設置箇所や役割などから名付けられています。
③笠木(かさぎ)
笠木とは、「塀や手すり、腰掛け、パラペット(屋上やバルコニーなどの端に設置された立ち上がり壁)に取り付けられた仕上げ材」のことを指しています。一般住宅では、ベランダやバルコニーの手すり部分に設置されている場合が多いです。
「外壁内部への雨水の侵入を防止する」、「建物の意匠性を高める」といった役割を持っています。
笠木という言葉は、もともと「鳥居や門などの一番上にある木」を意味していました。
そこから「建築物の頂部に取り付けられており、建物内部を雨風から保護する」役割を持った部位のことを笠木と呼称するようになったとされています。
④戸袋(とぶくろ)
戸袋とは、「縁側や窓の敷居の端に設けられた箱状のスペース」のことを指しています。
主に「雨戸を収納する」役割を持っており、戸袋に収納することで雨風や紫外線による雨戸の劣化を抑制できます。
戸袋という名称の由来ははっきりと分かっているわけではありません。
名称から推測するなら「戸の収納袋」が由来となるでしょうか。この推測に乗っかるのであれば、戸袋という名称はその役割から名付けられたものであると言えます。
以上、付帯部の名称の由来についてお話しさせていただきました。
前述の通り、付帯部の設置箇所や役割などから名付けられている場合が多いです。そのため、由来を知ることで付帯部についての理解を深められるようになります。
今回のブログが皆様のお役に立てば幸いです(*^^*)
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