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付帯部の名称の由来｜破風・軒天・ケラバ・幕板（帯板）・土台水切り
2024.02.24
こんにちは☀
ガイソー横浜港南店です！
付帯部（建物に付属しているパーツ）には「破風」や「軒天」、「ケラバ」などといった様々な名称がつけられています。
普段あまり耳にしない名称が多いので、「付帯部と名称が一致しない……」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、「付帯部の名称の由来」についてお話ししたいと思います！
付帯部の形状や役割などから名付けられていることが多いので、由来を知ることで付帯部への理解を深めることができます！
①破風（はふ）
破風とは、「切妻屋根の妻側（「へ」の形をしている側）や片流れ屋根の側面に張り付けられた板」のことです。
「屋根内部への雨風の侵入を防ぐ」、「屋根への延焼を防ぐ」、「屋根の内部構造を保護する」といった様々な役割を持っており、屋根の耐久性・耐候性に大きく影響しています。
破風という名称は、文字通り「風を破る」ことから付けられました。
風を破る、つまり「風を打ち負かすことで屋根を長持ちさせる」という破風の役割から連想された名称となります。
②軒天（のきてん）
軒天とは、「外壁よりも外側に張り出している屋根（軒）の裏側」のことです。
「外壁の塗膜の劣化を抑制する」、「屋根への延焼を防ぐ」、「屋根の内部構造を保護する」というように、破風と共通した役割を持っている付帯部です。
軒天という名称は、「軒裏天井」の略称だとされています。
「軒の裏側にある天井」というように、軒天の位置から付けられた名称となります。
③ケラバ
ケラバとは、「切妻屋根の妻側や片流れ屋根の側面の端」のことです。
「破風が張り付けられており、雨樋が設置されていない側の屋根の端」と言えば分かりやすいと思います。
「室内に入り込む日光の量を調整する」、「外壁の塗膜の劣化を抑制する」、「屋根内部への雨水の侵入を防ぐ」といった役割を持っており、屋根だけでなく外壁の寿命にも関わる付帯部となります。
ケラバという名称はれっきとした日本語で、漢字だと「螻蛄羽」「螻羽」と書きます。
螻蛄羽とは「オケラ（螻蛄）の羽」という意味で、オケラの短い羽に似た形状であることからこのような名称が付けられました。
虫が苦手でない方は、実際にケラバとオケラの羽を画像検索で比較してみるとイメージしやすいと思います。
↓ 赤い線で囲われた部分がケラバ
④幕板・帯板（まくいた・おびいた）
幕板（帯板）とは、「建物の中間を一周するように取り付けられた板」のことを指しています。
「建物の意匠性を高める」という役割を持っており、外壁のアクセントや装飾として使用されることが多いです。
この付帯部には「幕板」と「帯板」という2つの名称が存在しますが、実はどちらもはっきりとした由来は分かっていません。
幕板は「横向きに張り付けられた板が幕のように見えるから」、帯板は「横向きの板が着物の帯のように見えるから」といったように、由来について様々な推測が挙げられますが、あくまで推測の域を出ていません。
この推測に乗っかるのであれば、この2つの名称は幕板（帯板）の形状によって名付けられたものであると言えます。
↓ 青い丸で囲われた部分が幕板（帯板）
⑤土台水切り（どだいみずきり）
土台水切りとは、「外壁と基礎の境界に設置されている金属板」のことです。
「土台や基礎部分への雨水の侵入を防ぐ」という役割を持っており、建物全体の耐久性・安全性に大きな影響を及ぼす付帯部となります。
土台水切りという名称から、「外壁と土台の間に設置されている」と思われる方がもしかしたらいらっしゃるかもしれません。
しかし、土台水切りは土台の上にあるのではなく、土台を覆い隠すように設置されています。
土台は「基礎の真上に設置された木材」であり、雨風の影響を受けやすい箇所でもあります。そのような土台を守るように設置されていることから、「土台水切り」と名付けられたと推測されます。
以上、付帯部の名称の由来についてお話しさせていただきました。
付帯部の役割や位置、形状などから付けられているものが多いので、由来を覚えることで付帯部についての理解を深めることができます。
今回は外装リフォームで耳にすることの多い付帯部を中心にご紹介しました。
次回はまた別の付帯部の由来をご紹介していきたいと思いますので、公開されましたらぜひそちらもお読みください！(*^^*)
ガイソー横浜港南店では、見積り診断を無料で行っています！
ぜひお気軽にお問い合わせください。(*^^*)
リフォーム工事でお悩みでしたら、
ぜひ一度、ガイソー横浜港南店へご相談ください！
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ガイソー横浜港南店
〒233－0012
神奈川県横浜市港南区上永谷6－1－1
サルビアビル１Ｆ
TEL：0120－916ー508 ／045－370－9791
FAX:045－370－9792
E-mail：info@kensyou.biz
◆定休日 毎水曜日、第1・第3日曜日
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付帯部（建物に付属しているパーツ）には「破風」や「軒天」、「ケラバ」などといった様々な名称がつけられています。
普段あまり耳にしない名称が多いので、「付帯部と名称が一致しない……」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、「付帯部の名称の由来」についてお話ししたいと思います！
付帯部の形状や役割などから名付けられていることが多いので、由来を知ることで付帯部への理解を深めることができます！
〇付帯部の名称の由来
①破風（はふ）
破風とは、「切妻屋根の妻側（「へ」の形をしている側）や片流れ屋根の側面に張り付けられた板」のことです。
「屋根内部への雨風の侵入を防ぐ」、「屋根への延焼を防ぐ」、「屋根の内部構造を保護する」といった様々な役割を持っており、屋根の耐久性・耐候性に大きく影響しています。
破風という名称は、文字通り「風を破る」ことから付けられました。
風を破る、つまり「風を打ち負かすことで屋根を長持ちさせる」という破風の役割から連想された名称となります。
②軒天（のきてん）
軒天とは、「外壁よりも外側に張り出している屋根（軒）の裏側」のことです。
「外壁の塗膜の劣化を抑制する」、「屋根への延焼を防ぐ」、「屋根の内部構造を保護する」というように、破風と共通した役割を持っている付帯部です。
軒天という名称は、「軒裏天井」の略称だとされています。
「軒の裏側にある天井」というように、軒天の位置から付けられた名称となります。
③ケラバ
ケラバとは、「切妻屋根の妻側や片流れ屋根の側面の端」のことです。
「破風が張り付けられており、雨樋が設置されていない側の屋根の端」と言えば分かりやすいと思います。
「室内に入り込む日光の量を調整する」、「外壁の塗膜の劣化を抑制する」、「屋根内部への雨水の侵入を防ぐ」といった役割を持っており、屋根だけでなく外壁の寿命にも関わる付帯部となります。
ケラバという名称はれっきとした日本語で、漢字だと「螻蛄羽」「螻羽」と書きます。
螻蛄羽とは「オケラ（螻蛄）の羽」という意味で、オケラの短い羽に似た形状であることからこのような名称が付けられました。
虫が苦手でない方は、実際にケラバとオケラの羽を画像検索で比較してみるとイメージしやすいと思います。
↓ 赤い線で囲われた部分がケラバ
④幕板・帯板（まくいた・おびいた）
幕板（帯板）とは、「建物の中間を一周するように取り付けられた板」のことを指しています。
「建物の意匠性を高める」という役割を持っており、外壁のアクセントや装飾として使用されることが多いです。
この付帯部には「幕板」と「帯板」という2つの名称が存在しますが、実はどちらもはっきりとした由来は分かっていません。
幕板は「横向きに張り付けられた板が幕のように見えるから」、帯板は「横向きの板が着物の帯のように見えるから」といったように、由来について様々な推測が挙げられますが、あくまで推測の域を出ていません。
この推測に乗っかるのであれば、この2つの名称は幕板（帯板）の形状によって名付けられたものであると言えます。
↓ 青い丸で囲われた部分が幕板（帯板）
⑤土台水切り（どだいみずきり）
土台水切りとは、「外壁と基礎の境界に設置されている金属板」のことです。
「土台や基礎部分への雨水の侵入を防ぐ」という役割を持っており、建物全体の耐久性・安全性に大きな影響を及ぼす付帯部となります。
土台水切りという名称から、「外壁と土台の間に設置されている」と思われる方がもしかしたらいらっしゃるかもしれません。
しかし、土台水切りは土台の上にあるのではなく、土台を覆い隠すように設置されています。
土台は「基礎の真上に設置された木材」であり、雨風の影響を受けやすい箇所でもあります。そのような土台を守るように設置されていることから、「土台水切り」と名付けられたと推測されます。
以上、付帯部の名称の由来についてお話しさせていただきました。
付帯部の役割や位置、形状などから付けられているものが多いので、由来を覚えることで付帯部についての理解を深めることができます。
今回は外装リフォームで耳にすることの多い付帯部を中心にご紹介しました。
次回はまた別の付帯部の由来をご紹介していきたいと思いますので、公開されましたらぜひそちらもお読みください！(*^^*)
ガイソー横浜港南店では、見積り診断を無料で行っています！
ぜひお気軽にお問い合わせください。(*^^*)
リフォーム工事でお悩みでしたら、
ぜひ一度、ガイソー横浜港南店へご相談ください！
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