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ガイソー横浜港南店

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ノンアスベスト屋根のデメリット

2023.11.23
こんにちは☀
ガイソー横浜港南店です!


皆様は「ノンアスベスト屋根」という屋根材をご存知でしょうか。
ノンアスベスト屋根は、アスベスト(石綿)が「人体に深刻な影響を及ぼす」として使用禁止になったことをきっかけに、アスベストを一切含んでいない屋根材として開発・販売されたものです。

しかし、ノンアスベスト屋根には大きな問題が複数あったために、現在ではそのほとんどが製造中止となっています。

そんなノンアスベスト屋根のデメリットについて、これからお話ししていきたいと思います!



ノンアスベスト屋根とは?

前述の通り、ノンアスベスト屋根は「アスベストが一切配合されていない屋根材」です。
厳密に言うと、現在流通しているすべての屋根材にアスベストは配合されていません。しかし、あえて「ノンアスベスト屋根」という呼称を使うときは、ほとんどの場合で1990年代後半~2000年代後半までに作られた屋根材のことを指しています。

アスベストは非常に優れた耐久性・耐火性を持っており、外壁材や屋根材、断熱材などの様々な建材に用いられていました。
しかし、大気中に飛散したアスベストを吸い込むことで、肺がんや悪性中皮腫などの深刻な病気を引き起こしてしまう危険があります。そのため、2004年の労働安全衛生法施行令の改正によって「代替が困難なものを除くすべてのアスベスト製品」の製造や使用などが禁止され、2006年の改正で「アスベスト含有率が0.1%を超えるもの」の製造や使用が全面的に禁止されるようになりました。

アスベストの使用禁止を受け、様々な屋根材メーカーから開発・販売されたノンアスベスト屋根は、画期的なものであるとして人気を集めました。
ところが、ノンアスベスト屋根は屋根材として致命的なデメリットを多く持っていたことから、現在では製造中止となっているものがほとんどです。

ノンアスベスト屋根のデメリットについて、これから解説していきたいと思います。



ノンアスベスト屋根のデメリット

ノンアスベスト屋根が持っていたデメリットとして、以下の4点が挙げられます。



「層状剥離」の発生

ニチハ株式会社から開発・販売されていた「パミール」というノンアスベスト屋根は、経年劣化によって「層状剥離」と呼ばれる症状が発生することがありました。
層状剥離とは、屋根の端が剥がれてまるでミルフィーユのような状態になってしまう症状のことです。
層状剥離が発生した塗膜は塗装工事で補修することができません。上から新しい塗膜を形成しても、短時間で再び剥がれてしまうからです。
そのため、葺き替え工事かカバー工事のどちらかでしか補修することができず、工事費用が高くなりやすいです。



層状剥離が発生したパミール



釘の腐食

パミールの経年劣化により、層状剥離だけでなく「釘の腐食」が発生する場合があります。
パミールが販売されたばかりの頃、メーカーから「ラスパート釘」という釘が無償配布されていたのですが、メッキ処理が不十分な釘が混入していたことからこのような症状が発生してしまったとされています。
釘の腐食が起こると、屋根材のズレや脱落の発生につながる恐れがあります。最悪の場合、強風によって屋根材が飛散してしまう可能性があることから、非常に危険な状態であると言えます。



屋根材のひび割れ

株式会社クボタ(現:ケイミュー株式会社)から販売されていた「コロニアルNEO」には、「経年劣化によるひび割れが多発する」というデメリットがありました。
現在販売されているスレート屋根でもひび割れは発生しますが、コロニアルNEOのひび割れは不規則に発生・拡大し、場合によっては補修工事が追い付かないほど頻発することもあります。
そのため、コロニアルNEOは塗装工事による補修がほぼ不可能であり、葺き替え工事かカバー工事を行う必要があります。



ひび割れが発生したノンアスベスト屋根



耐久性がかなり低い

前述の通り、アスベストは非常に優れた耐久性を持っていたことから、多くの建材で使用されてきた素材です。
ノンアスベスト屋根にはそんなアスベストが一切配合されていないので、アスベストが配合されていた屋根材よりも耐久性がかなり低下してしまいました
どれぐらい耐久性が低いのかというと、点検のために屋根に上ったり、高圧洗浄や塗装工事を行っただけで屋根材がひび割れてしまう可能性があるほどです。

そのため、経年劣化が進んだノンアスベスト屋根は、たとえ層状剥離やひび割れが発生していなかったとしても塗装工事で補修することができません
葺き替え工事かカバー工事でないと補修できないというのは、屋根材として致命的なデメリットであると言えます。



以上、ノンアスベスト屋根のデメリットについてお話しさせていただきました。
ノンアスベスト屋根は経年劣化によって「層状剥離」や「釘の腐食」、「ひび割れ」などの様々な症状が発生する上に、耐久性の低さによって塗装工事による補修が不可能であることから、現在ではそのほとんどが製造中止となっています。
しかし、ノンアスベスト屋根は2000年代後半までは開発・販売されていたため、ノンアスベスト屋根が使われている住宅はまだまだ多く存在します。

ご自宅の屋根がノンアスベスト屋根であるかどうか知りたい、もしくはノンアスベスト屋根のリフォームを検討されているという方は、ぜひガイソー横浜港南店にご相談ください!(*^^*)





ガイソー横浜港南店では、見積り診断を無料で行っています!
ぜひお気軽にお問い合わせください。(*^^*)


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