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ガイソー横浜港南店

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ラジカル塗料のメリット・デメリット

2023.09.24
こんにちは☀
ガイソー横浜港南店です!


今回は、「ラジカル塗料(ラジカル制御型塗料)」のメリット・デメリットについてお話ししたいと思います!



「ラジカル塗料」とは?

ラジカル塗料とは、「ラジカルの発生と活動を抑制するために、特殊な酸化チタンと光安定剤(HALS)が配合されている塗料」のことを指しています。
ラジカルは紫外線と酸化チタン(白色顔料)の反応によって発生する物質で、塗膜内の有機物(顔料や樹脂など)の結合を切断し、塗膜を劣化させてしまうという厄介な性質を持っています。
ラジカルの対策方法として、酸化チタンが配合されていない塗料、つまり「クリア塗料(無色透明な塗料)」で塗装するという方法がありますが、これだと外壁が無色透明で固定されてしまうので、ご自宅の外壁をカラフルにしたい方にとっては大きな問題でもありました。
そこで、ラジカル対策に特化した塗料として開発されたのが「ラジカル塗料」となります。

前述の通り、ラジカル塗料には「特殊酸化チタン」と「光安定剤」が配合されています。
まず、酸化チタンを特殊なバリアーで覆うことで、発生したラジカルがバリアー内に封じ込められるようになります。そして、万が一ラジカルがバリアーを抜け出したとしても、塗膜内を漂う光安定剤がラジカルを捕捉・無害化させることで塗膜の劣化を未然に防ぐ、といった仕組みになっています。
この2つが配合されていればラジカル塗料と言えるので、ベースとなる塗料はウレタン塗料でもシリコン塗料でもフッ素塗料でも問題ありません。とはいえ、製品としてはラジカル制御型シリコン塗料が優勢となっています。

ラジカル塗料は近年人気が高まってきている塗料となります。
そんなラジカル塗料のメリット・デメリットについて、これからお話ししていきたいと思います!



ラジカル塗料のメリット

ラジカル塗料を使用するメリットとして、以下の3点が挙げられます。



コストパフォーマンスに優れる

ラジカル塗料はラジカルによる塗膜の劣化を未然に防ぐことができるので、優れた耐久性・耐候性を発揮します。
ラジカル制御型シリコン塗料の場合、期待耐用年数は約12~16年と従来のシリコン塗料(約10~15年)よりも長めです。さらに、工事費用の相場も外壁1㎡あたり約2200~4000円ほどであり、シリコン塗料より何千円も高いといったことはありません。
「コストパフォーマンスに優れる塗料で塗装したい」という方は、ラジカル塗料でご自宅を塗装されることをおすすめいたします。



チョーキングの発生を未然に防ぐことができる

塗膜の劣化が進んだ外壁に触れると、外壁と同じ色の粉が付着することがあります。この症状のことを「チョーキング」と呼びます。
チョーキングは塗膜の表面を覆っている樹脂が劣化し、塗膜内の顔料がむき出しになってしまうことで発生するのですが、ここでの「樹脂の劣化」は実はラジカルによって引き起こされたものとなります。ラジカルが樹脂の結合を切断してしまったことで、樹脂の劣化が急速に進行してしまったのです。
チョーキングが発生した外壁は塗膜の防水性能がかなり低下してしまっているので、放置することで外壁内部の雨漏りやカビ・コケの発生につながる可能性もあります。

しかし、ラジカル塗料で塗装すればラジカルの発生・活動を抑制することができるため、塗膜内の樹脂の劣化も発生しません
チョーキングの発生を未然に防ぎたいのであれば、ラジカル塗料による塗装がおすすめです。



汚れが付着しにくい

ラジカル塗料には優れた低汚染性を持つものが多く、汚れやカビ・コケの付着を防止することができます
さらに、親水性の高い塗膜を形成することで、外壁に付着した汚れが雨水と一緒に流れ落ちる「セルフクリーニング効果」が発揮されます。
ラジカル塗料で塗装することによって、長期間にわたって綺麗な外壁を維持することが可能となります。



ラジカル塗料のデメリット

反対にラジカル塗料を使用するデメリットとして、以下の2点が挙げられます。



実績が不十分

ラジカル塗料が初めて販売されたのは2012年であり、施工から11年しか経過していないことから、「ラジカル塗料が本当に約12~15年持つのか」という点はまだ実証されていません
塗料メーカーはラジカル塗料の耐用年数を約12~15年としていますが、現時点ではあくまで「期待」耐用年数の域を出ていないので、その点が気になる場合はシリコン塗料やフッ素塗料による塗装の方が適していると言えるでしょう。



カラーバリエーションが限られる

ラジカル塗料には酸化チタン(白色顔料)が配合されているので、「濃い色にできない」というデメリットが存在します。
「白が混ざっていない色で塗装したい」という場合、ラジカル塗料だと希望の色を選択できない場合があります。
とはいえ、酸化チタンが配合されていなければそもそもラジカルが発生することはないので、外壁を濃い色にしたい方にとってはあまり大きなデメリットではないと言えます。



以上、ラジカル塗料のメリット・デメリットについてお話しさせていただきました。
ラジカル塗料には「コストパフォーマンスに優れる」「チョーキングの発生を未然に防ぐことができる」「汚れが付着しにくい」といったメリットが存在します。
しかし、ラジカル塗料は販売されたばかりであるため、ラジカル塗料の耐用年数に関してはまだ実証されていません。十分なデータが集まるまでにはあと2、3年ほど必要となるでしょう。
ラジカル塗料による塗装工事を検討されている方は、このようなラジカル塗料のメリット・デメリットをしっかりと把握されることをおすすめいたします!(*^^*)



ガイソー横浜港南店では、見積り診断を無料で行っています!
ぜひお気軽にお問い合わせください。(*^^*)


リフォーム工事でお悩みでしたら、
ぜひ一度、ガイソー横浜港南店へご相談ください!

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