お問い合わせ
0120-916-508
0120-916-508 
ブログ
ラジカルとは？ 発生過程と対策方法
2023.08.03
こんにちは☀
ガイソー横浜港南店です！
屋根や外壁の塗膜を劣化させてしまう原因の1つに「紫外線」が挙げられます。
紫外線が塗膜内に含まれる酸化チタンと反応し、「ラジカル」と呼ばれる物質が発生することで塗膜が劣化してしまうのですが、このラジカルとはいったい何なのでしょうか。
今回は、このラジカルの正体と対策方法についてお話ししたいと思います！
化学用語としてのラジカルは、「不対電子を持つ原子もしくは分子」のことを指しています。
通常、電子（原子を構成している粒子）は原子内に偶数個、つまり複数のペアで存在しているのですが、とある理由で対が存在しない電子が発生してしまうことがあり、これを不対電子と呼びます。
ラジカルは物質として非常に不安定な状態であり、足りない電子を補うために他の原子・分子との化学反応を積極的に起こそうとします。
建築業界でのラジカルは、「塗膜内の酸化チタンと紫外線が化学反応を起こすことで発生する物質」になります。
こちらのラジカルも電子が欠けており、他の物質から電子を奪うために塗膜を構成している有機物の結合を切断することで、塗膜全体の寿命を縮めてしまうのです。
〇ラジカルの発生過程
ここでは、具体的にラジカルがどのように発生するのかを解説していきたいと思います。
前述の通り、ラジカルは塗膜内の酸化チタンと紫外線の化学反応によって発生するのですが、これは酸化チタンが持つ特性が大きく影響しています。
酸化チタンは「光触媒」の一種であるとされています。光触媒とは「光に当たると特定の化学反応を促進させる物質」のことで、酸化チタンの場合は紫外線に当たることで「酸化」と「還元」という化学反応を積極的に行うようになります。
酸化は「ある物質が電子（原子を構成する粒子）を失う現象」で、還元は「ある物質が電子を受け取る現象」といったように、正反対な化学反応が酸化チタンと他の物質との間で発生します。
まず、酸化によって酸化チタンの電子が失われます。すると、酸化チタンは物質として不安定な状態となり、自らを安定させるために還元によって他の物質から電子を奪ってしまいます。
このとき、「酸化チタンに電子を奪われた物質」こそがラジカルなのです。
ラジカルによる塗膜の劣化を防ぐ方法として、大きく分けて2つ挙げられます。
1つ目は「酸化チタンが配合されていない塗料での塗装」です。
「クリア塗料」と呼ばれる無色透明な塗料には酸化チタンが配合されていないため、紫外線が当たってもラジカルが発生することはありません。
ラジカル対策として非常に単純明快かつ効果的ではありますが、「下地の傷やひび割れを隠くことができない」「塗膜が無色透明で固定されてしまう」といったデメリットも存在します。
そもそも、酸化チタンは優れた白色顔料としてほとんどすべての塗料に配合されているため、酸化チタンが配合されていない塗料となるとその数は非常に限られてしまいます。
そのため、ラジカル対策のためにこちらの方法をおすすめするということはあまりありません。
2つ目は「ラジカル反応制御型塗料での塗装」です。
ラジカル反応制御型塗料とは、「ラジカルの発生を抑制し、無害化させるための技術が施された塗料」のことです。
ガイソーで取り扱っているラジカル反応制御型塗料は、「ラジカルバリアー」や「光安定剤（HALS）」などの技術が施されていることが多いです。
まず、酸化チタンを特殊なバリアーで覆うことで紫外線との反応を抑制し、発生したラジカルをバリアー内に封じ込めます。そして、バリアーを抜け出したラジカルを光安定剤が捕捉・無害化させることで、塗膜の劣化を未然に防ぐ……といった寸法です。
このように、ラジカル反応制御型塗料はラジカル対策を主軸とした塗料となるため、ラジカルによる塗膜の破壊活動を防止したいのであれば、これらの塗料を使用することをおすすめいたします！
ガイソーで取り扱っている塗料では、「ガイソーウォールマイティシリコン」や「ガイソーウォール無機ACE」などが該当します。
以上、ラジカルの発生過程や対策方法についてお話しさせていただきました。
ラジカル対策にはラジカル反応制御型塗料での塗装が非常に有効です。
「他のラジカル反応制御型塗料について知りたい！」という方は、ぜひガイソー横浜港南店にお気軽にご相談ください！(*^^*)
ガイソー横浜港南店では、見積り診断を無料で行っています！
ぜひお気軽にお問い合わせください。(*^^*)
リフォーム工事でお悩みでしたら、
ぜひ一度、ガイソー横浜港南店へご相談ください！
・-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------・
ガイソー横浜港南店
〒233－0012
神奈川県横浜市港南区上永谷6－1－1
サルビアビル１Ｆ
TEL：0120－916ー508 ／045－370－9791
FAX:045－370－9792
E-mail：info@kensyou.biz
◆定休日 毎水曜日、第1・第3日曜日
ガイソー横浜港南店です！
屋根や外壁の塗膜を劣化させてしまう原因の1つに「紫外線」が挙げられます。
紫外線が塗膜内に含まれる酸化チタンと反応し、「ラジカル」と呼ばれる物質が発生することで塗膜が劣化してしまうのですが、このラジカルとはいったい何なのでしょうか。
今回は、このラジカルの正体と対策方法についてお話ししたいと思います！
〇ラジカルとは？
化学用語としてのラジカルは、「不対電子を持つ原子もしくは分子」のことを指しています。
通常、電子（原子を構成している粒子）は原子内に偶数個、つまり複数のペアで存在しているのですが、とある理由で対が存在しない電子が発生してしまうことがあり、これを不対電子と呼びます。
ラジカルは物質として非常に不安定な状態であり、足りない電子を補うために他の原子・分子との化学反応を積極的に起こそうとします。
建築業界でのラジカルは、「塗膜内の酸化チタンと紫外線が化学反応を起こすことで発生する物質」になります。
こちらのラジカルも電子が欠けており、他の物質から電子を奪うために塗膜を構成している有機物の結合を切断することで、塗膜全体の寿命を縮めてしまうのです。
〇ラジカルの発生過程
ここでは、具体的にラジカルがどのように発生するのかを解説していきたいと思います。
前述の通り、ラジカルは塗膜内の酸化チタンと紫外線の化学反応によって発生するのですが、これは酸化チタンが持つ特性が大きく影響しています。
酸化チタンは「光触媒」の一種であるとされています。光触媒とは「光に当たると特定の化学反応を促進させる物質」のことで、酸化チタンの場合は紫外線に当たることで「酸化」と「還元」という化学反応を積極的に行うようになります。
酸化は「ある物質が電子（原子を構成する粒子）を失う現象」で、還元は「ある物質が電子を受け取る現象」といったように、正反対な化学反応が酸化チタンと他の物質との間で発生します。
まず、酸化によって酸化チタンの電子が失われます。すると、酸化チタンは物質として不安定な状態となり、自らを安定させるために還元によって他の物質から電子を奪ってしまいます。
このとき、「酸化チタンに電子を奪われた物質」こそがラジカルなのです。
〇ラジカルの対策方法
ラジカルによる塗膜の劣化を防ぐ方法として、大きく分けて2つ挙げられます。
1つ目は「酸化チタンが配合されていない塗料での塗装」です。
「クリア塗料」と呼ばれる無色透明な塗料には酸化チタンが配合されていないため、紫外線が当たってもラジカルが発生することはありません。
ラジカル対策として非常に単純明快かつ効果的ではありますが、「下地の傷やひび割れを隠くことができない」「塗膜が無色透明で固定されてしまう」といったデメリットも存在します。
そもそも、酸化チタンは優れた白色顔料としてほとんどすべての塗料に配合されているため、酸化チタンが配合されていない塗料となるとその数は非常に限られてしまいます。
そのため、ラジカル対策のためにこちらの方法をおすすめするということはあまりありません。
2つ目は「ラジカル反応制御型塗料での塗装」です。
ラジカル反応制御型塗料とは、「ラジカルの発生を抑制し、無害化させるための技術が施された塗料」のことです。
ガイソーで取り扱っているラジカル反応制御型塗料は、「ラジカルバリアー」や「光安定剤（HALS）」などの技術が施されていることが多いです。
まず、酸化チタンを特殊なバリアーで覆うことで紫外線との反応を抑制し、発生したラジカルをバリアー内に封じ込めます。そして、バリアーを抜け出したラジカルを光安定剤が捕捉・無害化させることで、塗膜の劣化を未然に防ぐ……といった寸法です。
このように、ラジカル反応制御型塗料はラジカル対策を主軸とした塗料となるため、ラジカルによる塗膜の破壊活動を防止したいのであれば、これらの塗料を使用することをおすすめいたします！
ガイソーで取り扱っている塗料では、「ガイソーウォールマイティシリコン」や「ガイソーウォール無機ACE」などが該当します。
以上、ラジカルの発生過程や対策方法についてお話しさせていただきました。
ラジカル対策にはラジカル反応制御型塗料での塗装が非常に有効です。
「他のラジカル反応制御型塗料について知りたい！」という方は、ぜひガイソー横浜港南店にお気軽にご相談ください！(*^^*)
ガイソー横浜港南店では、見積り診断を無料で行っています！
ぜひお気軽にお問い合わせください。(*^^*)
リフォーム工事でお悩みでしたら、
ぜひ一度、ガイソー横浜港南店へご相談ください！
・-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------・
ガイソー横浜港南店
〒233－0012
神奈川県横浜市港南区上永谷6－1－1
サルビアビル１Ｆ
TEL：0120－916ー508 ／045－370－9791
FAX:045－370－9792
E-mail：info@kensyou.biz
◆定休日 毎水曜日、第1・第3日曜日
(横浜市)中区、港南区、磯子区、栄区、金沢区
